データセンター
AIデータセンターの裏側
電力・冷却・水——AIを物理で支えるもの
全21本
サーバーの熱は、最後は屋上の冷却塔から空へ捨てられている
データセンターの中身は、サーバーを積んだラックと、その熱と戦う冷却設備でできている。チップが出した熱は、冷水のループを伝って屋上の冷却塔まで運ばれ、湯気として大気へ抜けていく。ラックから冷却塔までの全体像を3Dで追う。
記事を読む 電力・AIインフラAIの本当のボトルネックは、半導体ではなく電気だった
GPUをいくら買えても、動かす電気がなければAIは動かない。生成AIの普及でデータセンターの電力消費が急増し、電力こそが最大の制約になりつつある。なぜ足りなくなるのかをやさしく解く。
記事を読む データセンター電力密度AIサーバーラックが1棚120kWになった——10年で15倍に膨らんだ電力密度の正体
標準サーバーラックの消費電力は5〜10kWだった。ところがNVIDIA GB200 NVL72は1棚に約120kWを要求する。10年で15倍に膨らんだ電力密度の原因と、それがなぜ空冷の限界を超え液冷を必須にしたかを解説する。
記事を読む データセンター・電力効率業界平均PUEは1.56なのにGoogleは1.09——AIラック時代に電力効率指標が二極分化した理由
データセンターの電力効率指標「PUE」は業界平均1.56と横ばいが続く一方、GoogleやMetaは1.08〜1.09と別次元の数値を叩き出している。AIラック(120kW超/棚)の普及で空冷の限界を超えた今、液冷への投資余力が効率格差をさらに広げている。
記事を読む 冷却・データセンターAIサーバーは、もう空気では冷やせなくなった
AI向けGPUの発熱は、従来の空調では追いつかない領域に入った。そこで主役になりつつあるのが、液体で直接冷やす「液冷」だ。なぜ空冷では限界なのか、液冷とは何かを、初心者向けに解く。
記事を読む データセンター・冷却サーバーを液体に沈める。AIの猛烈な熱を冷ます最終手段
AIチップの発熱は、もはや風では冷やしきれない。そこでデータセンターの冷却は、空気から液体へ移りつつある。チップに冷却板を当てる直接液冷、そしてサーバーごと液体に沈める液浸冷却——熱との戦いの最前線を、方式の違いから解説する。
記事を読む AIデータセンターの水と電力AIはなぜ水を使うのか——質問するたび、データセンターで水が静かに蒸発していた
生成AIが使うのは電気だけではない。サーバーが出す熱を冷やすために、データセンターは大量の水を蒸発させている。研究では会話1回でペットボトル1本ほどの水が消える試算もある。AIの隠れたコストである水と電力の関係を、数字で整理する。
記事を読む インフラ・データセンターデータセンターは、どこにでも建てられない
強い岩盤・大量の水・多重化した電力・海底ケーブル——AIの計算を支えるデータセンターは、4つの条件がそろう希少な土地にしか建てられない。その立地条件を3Dで解き明かす。
記事を読む 電力・送電網電気はあるのに、送電網への「順番待ち」でデータセンターが建てられない
発電所も電力も足りているのに、AIデータセンターが建たない。理由は送電網につなぐ順番待ち(系統連系の待ち行列)と、変圧器・送電線という設備の不足にある。米国の待機容量2,290GW、変圧器の納期128週、送電線新設に10年——電気を「届ける」側のボトルネックを読み解く。
記事を読む データセンター・電力調達電気をどう奪い合うか。AIデータセンターの“電力争奪戦”の中身
AIデータセンターは、もはや原発1基ぶんの電力を欲しがる。だが、ただ電気を買えばいい時代は終わった。長期契約、再エネ、自前発電、そして原子力——巨大企業がどんな手で電力を確保しようとしているのか。電力調達という新たな主戦場を解説する。
記事を読む データセンターの電力・蓄電AIデータセンターは、送電待ちを“電池”で飛び越え始めた。蓄電の全体像
AIで電力が逼迫し、送電網への接続待ちは平均4.5年に達した。そこでデータセンターは、敷地内に大型の蓄電池(BESS)を持ち、停電を埋め、ピークをならし、送電待ちを飛び越え始めている。UPSは鉛蓄電池からリチウム(LFP)へ。蓄電の種類・用途・主要企業を1枚で俯瞰する。
記事を読む AI・電力・原子力AIデータセンターは、原発を“予約”し始めた
AIの電力需要が、止まっていた原発を呼び戻している。Microsoftはスリーマイル島の再稼働を、AmazonやGoogleは小型原子炉(SMR)を前借りで押さえた。なぜ原子力なのか、電気はいつ来るのかをやさしく解く。
記事を読む データセンター建設AIデータセンターは着工から電気が来るまでに、3年かかる
電力・変圧器・モジュール工法——AI計算基盤を「建てる側」の現実。系統連系待ち4年超、変圧器128週待ちという壁と、その打開策を解説する。
記事を読む データセンター・国内建設ラッシュ日本ではいま、データセンターが38件同時に計画されている。その4割は東京・大阪の外だった
日経クロステックがデータセンター事業者約80社に実施した調査で、24社が2026〜2030年に38件の新設・増設を予定していることがわかった。受電容量100MW超の巨大級が5件、最新GPUサーバーに必須の液冷対応は半数超。そして所在地が確定した35件のうち13件が東京圏でも大阪圏でもない「地方」だった。苫小牧・石狩・湯沢・稚内・男鹿——建設ラッシュの地図が変わり始めている。
記事を読む データセンター・秋田AIキャンパス計画秋田に日本最大級のAIデータセンター計画——4,000億円だった構想が、1年たたずに『2兆円規模』へ膨らんだ
2025年10月、秋田市とBitgrit・エスツーが結んだ連携協定から始まった構想は、電力300〜500MW・整備費最大4,000億円だった。2026年8月6日の日本経済新聞は、整備費が2兆円規模に拡大し、UAEなどが投資する方向で協議していると報じた。ただし投資はまだ協議段階で、当事者の公式発表はまだ出ていない。当初計画と最新報道を時系列で整理する。
記事を読む 電力・AIインフラ米国人の7割が「うちの近所にデータセンターはいらない」。AIの電力問題が政治に飛び火した
2026年夏の熱波で、米最大の系統運用機関PJMは「非常時にデータセンターを15分以内に自家発電へ切り替えさせる権限」をエネルギー省に求めた。世論調査では7割が地元へのデータセンター建設に反対。テキサス州知事は農村部での建設制限を唱え、建設モラトリアム論まで登場した。チップでも資金でもなく、電力と世論がAIの制約になり始めている。
記事を読む 「AI主権」国家戦略計算力を外国に委ねる国に「AI主権」はない:ソブリンAIが世界に広がる根拠
2024年以降、日本・UAE・フランスなど30カ国超の政府がAIデータセンターや国産モデルへの大型投資を相次いで発表した。背景にあるのは、計算力(コンピュート)を他国インフラに依存することへのリスクだ。「ソブリンAI」が意味するもの、各国の動き、日本の戦略を整理する。
記事を読む データセンター・ニュース解説Googleが黒塗りした水と電力の数値、コピペで読めた——ネブラスカ州のデータセンター6施設は年7.65億ガロンの水を使う
Googleが州当局への報告書で企業秘密として黒塗りした水と電力の数値が、コピー&ペーストで読めたと10/11 Nowが報じた。リンカーン拠点の最大電力は52.65MW、州内で報告済みの6施設の水使用量は合計7.65億ガロンである。原本が未確認である点も含めて整理する。
記事を読む データセンター・新モデルNTTと東電、都心にコンテナ型AIデータセンター——大田区第1弾は2MW・液冷、2027年秋サービス開始へ
NTTドコモビジネスと東京電力パワーグリッドは2026年8月27日、東京23区内でコンテナ型データセンターを複数展開する「コンテナDCパーク」構想を発表した。第1弾は大田区に設置され、受電容量2メガワット・液冷方式で最新鋭GPUサーバーに対応するという。
記事を読む 電力・送電網ニュースサムスンとSK hynixは「電気代25兆ウォンの5年前払い」を断った——半導体クラスターの送電網を誰が負担するのか
韓国電力公社(KEPCO)が、サムスン電子とSK hynixに5年分の電気代にあたる約25兆ウォン(約184億ドル)の前払いを求め、両社は2026年9月中旬までに断ったと報じられた。資金の使い道は、龍仁(ヨンイン)・湖南(ホナム)の半導体クラスターに電気を送る送電網である。AIメモリの増産が、電気を届ける側の財務を圧迫している。
記事を読む データセンター・投資予測データセンター投資、2050年までの累計31.6兆ドルは「鉄道・電化」を上回る規模——PwC試算、米国だけで15.1兆ドル
PwCは2026年9月4日発表の「Global Data Centre Outlook」で、世界のデータセンター投資が2050年までに累計31.6兆ドル(基準シナリオ)に達すると試算した。46の国・地域を対象にした分析で、AI普及が想定より速く進む楽観シナリオでは50兆ドルに達するとしている。
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